参考文献・臨床データ

米国FDA GMP定期検査合格

米国FDA 登録番号:2319121

米国FDA 登録番号:2319121

GMP

GMP

PubMed掲載学術文献

C’ensilの学術文献が世界最大規模の医学系文献データーベースPubMedで公開されています。

※PubMedとは
70カ国、約4,800誌(2004年12月現在)に掲載された医学文献を検索できるデータベースです。1949年以降の文献が収録されており、従来のMEDLINEと基本的には同じデータベースです。
日本の雑誌は約150誌が収録されています。医学用語や著者、雑誌名等のキーワードから文献を探すことができます。
米国立医学図書館(National Library of Medicine)が作成しており、1997年よりインターネットでの無料公開が始まりました。

原文抄録

Clinical efficacy of 25% L-ascorbic acid (C’ensil) in the treatment of melasma.

Hwang SW, Oh DJ, Lee D, Kim JW, Park SW.

Department of Dermatology, Inje University School of Medicine, Busan, Korea.
BACKGROUND: L-Ascorbic acid is used to treat melasma; however, it is quickly oxidized in aqueous solutions. Thus, C’ensil, a formulation containing 25% l-ascorbic acid and a chemical penetration enhancer, was created to promote the penetration of l-ascorbic acid into the skin.
OBJECTIVE: To evaluate the efficacy of C’ensil in patients with melasma.
METHODS: Forty subjects with melasma were treated with C’ensil during an open-label trial over a period of 16 weeks. Each subject’s skin pigmentation was assessed every 4 weeks using the Melasma Area and Severity Index (MASI) and mexameter score. In addition, transepidermal water loss, skin dryness and irritation, and quality of life (Melasma Quality of Life Scale [MelasQoL]) were evaluated.
RESULTS: After 16 weeks, a significant decrease was noted in the degree of pigmentation based on the patients’ MASI and mexameter scores. MelasQoL scores also decreased, indicating an increase in the subjects’ quality of life.
CONCLUSION: Our data indicate that C’ensil is an effective treatment modality for melasma.

PMID: 19298775
[PubMed – in process]

原文抄録

黒皮症の処置における濃度25%L-アスコルビン酸の臨床効果

Hwang SW, Oh DJ, Lee D, Kim JW, Park SW.

Department of Dermatology, Inje University School of Medicine, Busan, Korea.
背景: L-アスコルビン酸は黒皮症対策に使用されますが、L-アスコルビン酸はすぐ水溶液の中で酸化してしまいます。このため、水溶性ではなく化学的溶媒で肌への浸透性を強化させた定格濃度25%のLアスコルビン酸を含むC’ensilが開発されました。
対象: C’ensilの効果を評価するために黒皮症患者を対象としました。
方法: 40人の黒皮症患者が16週間に渡り、C’ensilを使用した処置がなされました。因みにこの臨床実験はOpen Label Trial方式(研究者と参加者(患者)の両方ともがこの実験の意味を予め了解した状態での実験)が採用されました。各対実験対象者の肌の色素沈着に関しては4週間ごとに検査・算定され、測定には黒皮症エリア深刻度指数とメラニン・紅斑測定装置を使用したスコアが使用されました。
それに加えて、表皮の水分損失、肌の乾燥、肌の刺激、対象者の生活の質(MelasQoL)が評価されました。
結果: 16週間後、黒皮症エリア深刻度指数とメラニン・紅斑測定装置を使用したスコア方式に基づく、色素沈着の程度が著しく減少しました。更には黒皮症対象者の生活の質に関するスコアも同時に改善されました。
結論: 我々の臨床研究データでは、C’ensilは黒皮症のための治療法として有効であることを示しています。

PMID: 19298775
[PubMed – in process]

※本学術文献の全文(英文)はカナダ皮膚科学学会(Canadian Dermatology Association)の公式ジャーナルである、JCMS(Journal of Cutaneous Medicine & Surgery);Vol13 ,No.2 2009:pp 74-81に掲載されています。
オリジナル論文全文(英文)はこちらからご覧下さい。(PDFファイル全9ページ1.9MB)

C’ensil VC-25の浸透比較テスト

人工皮膚と油取紙を用いた
ビタミンC美容液の簡易浸透テストレポート

テスト概要

国際特許を取得しているATDS(両親媒性浸透システム)搭載の高濃度ビタミンC美容液C’ensil VC-25の浸透性に関するin vitro*テストを現在、国内で販売されている代表的な他社のビタミンC美容液5製品と比較する形で実施。このテストの目的はC’ensil VC-25の高速浸透性を他社製品と比較することにより、その優位性を視覚的に確認するためである。

* in vitroとは実際にヒトの体内で実験するのではなく、試験管や擬似的な方法から得たデータを基に結果を予測する医学的なテスト方法。

テスト環境

日時 2009年9月29日~10月14日
場所 株式会社カキヌマメディカル東京本社ラボ内
温度 24℃
湿度 63%

比較対象製品

※以下の表は横にスクロール可能です。

比較対象製品

人工皮膚とヨード液(IO-DINE)を用いた
浸透圧比較テスト(in vitro)

人工皮膚の表面にヨード液(IO-DINE)を浸した正方形のガーゼを貼り付けそのまま16日間放置。
ヨード液(IO-DINE)はその属性上、ビタミンC(L-アスコルビン酸)に接触すると色が無色(透明)に変化するので、人工皮膚に裏面まで浸透した製品のみ色の変化が視覚的に確認できるからです。

結果

次の写真の通り、C’ensil VC-25とE社製品だけが人工皮膚の裏面に浸透して、ヨード液(IO-DINE)の色が無色(透明)に変化しましたが、C’ensil VC-25の方がより鮮明に変化していることを確認しました。他方、他のA社・B社・C社・D社製品は人工皮膚に全く浸透していませんでした。

実験結果

市販の撥水性油取紙を用いた浸透比較テスト(in vitro)

撥水性油取紙の特徴は文字通り、油は吸収しますが、水は吸収しない特性があります。今回のテストは市販のフェイシャル用撥水性油取紙を用いて簡易的に前述のビタミンC美容液6製品の親水性と油溶性のテストを行いました。このテストの目的は視覚的に対象製品の親水性と油溶性の違いを確認し、加えてその浸透性の違いを明確にすることです。

テスト方法

  • C’ensil VC-25並びに他社5製品(A社・B社・C社・D社・E社)をスポイトを用いて2滴ずつ市販の撥水性油取紙の上に垂らします。
  • 2分後、浸透状況を目視で確認します。

結果

写真では解り難いですが、C’ensil VC-25とE社製品だけが撥水性油取紙に即浸透していることが確認されました.。(写真1)他のA社・B社・C社・D社製品は2分以上経過しても全く浸透していないことが確認されました。
その後C’ensil VC-25とE社製品だけでを用いての目視による浸透比較テストを行った結果、写真2のとおりにC’ensil VC-25はスポイトで垂らした箇所の形に沿ったように垂直的に浸透していますが、E社製品は水平的に浸透していることが確認されました。

実験結果